【映画】風のマジム 感想 ネタバレ

風のマジムは原作があるとは知りませんでした。伊藤紗莉さんが好きで見てみました。とてもいい作品でした。

目次

感想

主人公マジムは沖縄で派遣社員で暮らしています。私はこの部分の弱い立場のマジムもとてもかわいいと思いました。社員になりたいという向上心ではなく、同僚が資格を取って転職していなくなり一緒の弁当を食べる仲間が消えてしまうという焦りで行動を起こすことがリアルだなと思います。実際自分も会社から出ていく他者を見て転職を決めたところもあるためです。

マジムはお店のマスターからお酒について知識をもらいますがお酒が飲めない私でもおいしそうと思えたくらい、マジムの顔はいい顔してました。あとはマスターの顔もすごく優しくてマジムが安心できる良い空間という事が分かる場面でした。

上司の二人はいるいると思えるキャラクターでこの二人の存在がリアルだと思います。実際上司に夢のある希望を語っても数字や売り上げや計画がないと聞いてくれなかったですし社会貢献では会社は動かないという事を教えてくれました。マジムの同僚の女性も面白い役でした。途中から共感して仲間になった後は、話しを進める為にとても良い立ち回りをしてくれて、ナイスな役でした。

一次審査のプレゼン場面は自分の失敗したプレゼンと重なり胸が痛くなりました。何が不足しているか再度挑戦したくなりました。上司や島の方々の理解や協力者を探すなど、現実はあまくないが人の思いに寄り添えば人は動いてくれると分かる作品でした。最後のマジムの笑顔は希望と思います。マジムみたいにあんな風に自分も達成してやるぞと思えて勇気がもらえました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次